昨日、マラソン大会に初参加しました。
第60回勝田全国マラソン大会。

場所は茨城県北部にあるひたちなか市。
水戸のとなりにある勝田駅と東海駅周辺の国道、県道を走るコースで、
前半は割と大きな道が多いのだが、後半は農道のような細い道が多く、
起伏もあり、なかなかタフなコースだった。
ただ自分にとって初の大会と全く土地勘のない場所だったので、
無我夢中に走るしかなく、次にどんな難コースがくるのか予想も出来なく、
その場をクリアするしか考えられなかった。
今まで最高で30kmくらいの距離しか走った経験がなかったので、
果たして自分がどのくらいの時間で完走出来るのか全く分からなかったが、
それでもだいたいこれぐらいで走りたいという目標が、
3時間45分〜4時間の間で走る事が出来ればいいなと漠然と思っていた。
スタートは招待選手から早いタイム順に並んでいくのだが、
自分にとっては無謀な位置、3時間15分〜3時間30分の場所に陣取った。
スタートの発砲音が遠くから聞こえ、約1分半遅れでスタートラインを越えた。
この時点で緊張から感動に変わり、もう眼から涙が溢れ出す。。。
というのも今まで人と一緒に走った事がなく、ひたすら独りで練習してきた。
こうやって一緒の目的を持った人達が周りにいるだけで、感極まってしまった。
そして嬉しくて楽しくて10kmくらいまではタイムもほとんど見ず、
周りのランナーのペースに同化して距離をすすめた。
この時点で目標のペースを大幅に更新しており、1キロ4分50秒とかなり自分の中
ではハイペース。そこでペースを落とす事も考えたが、取りあえず行けるところ
までいこうかと、時計も見るのを止めて、勘と周りのランナーに頼る事にした。
その後ハーフを約1時間45分くらいで折り返した。
この時も全く苦しい事はなかったが、左太腿裏に違和感をかなり感じ始める。
大会前から痛めていて、頼むから爆発しないでほしいと無理をしてこなかった。
やはりだんだんと関節にも疲れを感じるようになってきた。
さすがにペースを落とそうかなとも思ったが、ここで考え方をスイッチした。
もう行けるとこまでこのままのペースでいってみよう。
30kmは約2時間30分くらいで通過した。
あと12km。どうにか歩いてもゴールは出来るだろうと思い、
気持ちはなるようになれという感じだった。
両膝と左太腿裏の違和感は増すばかりだが、とにかく水とスポーツドリンクを
沿道で応援している方からも貰うようにして1kmくらい毎に配っているものを
摂るように走った。30kmを過ぎてから辛かったのが長く続く上り下りの山道。
ただ普段走っている山手通りを思い出し、この場所は中井駅の高架橋だとか、
東中野とか中野坂上だとか、照らし合わせてごまかしながら越えていった。
さすがにペースも5分台になっていた。
やっと噂の35kmの壁に到達する。
これからくるんだろ?って思いつつ、いつでも足が動かなくなる覚悟をしてた。
やっぱり皆が形容する通りの疲れが最高潮にピークに達する。
もう気力しか自分の足を持ち上げるものはない。
ここも以前の練習時の辛い場所を思い出す。
井の頭公園往復の時の帰りの神田川沿いを走ってる自分と照らし合わし、
やっと環八、やっと井の頭通り、やっと環七という風に。
40kmに到達。
ここでなぜだかまた感動が沸き上がる。
きっと40kmの看板を見たせいだろう。
口から出る嗚咽が呼吸を乱す。
ここで冷静にならないとヤバイと思い、時計に眼をやる。
3時間20分・・・。
あれ?もしかしたら3時間30分切れるんじゃない?
とここで最後の力を振り絞るもなかなか思い通りに足が前に出ない。
でもだんだんと応援の数も多くなり、間違いなくゴールが近い。
ここでもまた脳内に勘違いを起こさせる。
皆、自分の事を応援している!
42kmを越え、あと195m。
角を越えると目の前にはFINISHの文字が!
思いっきり両手を上げ、ガッツポーズでゴールラインを跨いだ。

やっと終わった。。。
始めてのゴールに止め処なく涙が溢れる。
もう完走した安堵でいっぱいになった。
とにかく家族に走りきった事を伝え、証明書を受け取りに。

ネットタイムで3時間32分48秒。
目標のタイムは3時間45分だったから、自分には充分過ぎるタイムだった。
半分以上の距離を楽しく走れたからかもしれない。
あとは足が最後までもってくれて本当に良かった。

最後に一人で行ったので記念撮影を係の人にお願いして。
鹿子木隆
